ブロックチェーンって何に活用されてる?

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こちらでブロックチェーンがどう言ったものか簡単に説明しました。


では、このデータを管理する技術は何に使われているのでしょうか?

おそらく皆さんが知っているのは仮想通貨。仮想通貨のおかげでブロックチェーンが有名になったくらいなので、電子上の通貨を管理するのに使われています。

仮想通貨のための技術と思われがちですが、ブロックチェーンはデータを管理する技術なので、お金の管理だけに使われているわけではありません。
近年のブロックチェーンの進化は凄まじく、金融以外にも様々な所で活用されてきています。

ブロックチェーン活用の例をいくつか以下に挙げてみます。

➀仮想通貨の流通、管理

ブロックチェーンの歴史は仮想通貨から始まったようなものです。
ネットワーク上で、銀行のような特定の機関を信用せずとも通貨をやり取りするもに使われています。


➁スマートコントラクト(契約の自動実行)

スマートコントラクトは、ブロックチェーン上に取引内容をプログラミングしておくことで、仲介者なしに自動で契約を成立させることができる事です。
これはかなり画期的で、土地の売買、保険などにも活用される動きがあり、それだけでなくゲームにも使われています。(dappsというやつ)
これは、かなり重要なので、別で解説します。


➂権利や資産の管理

通貨だけではなく、他の資産や権利までも管理できます。
これまで、ものや権利を所有していることの証明は、実際に持っているという事実か、政府や自治体、業界団体による承認によってなされていました。
これらの管理が十分ではなかった業界も多かったですが、ブロックチェーンにより、権利や資産などの管理を迅速かつ透明性を担保して行えるようになりました。

例えば、アート作品。正直素人にはゴッホの絵がゴッホが描いた本物だと見分けらません。
超有名美術館のものなら信用できますが、ネットオークションなどで知らない人から買えますか?普通偽物か心配になりますよね。
ブロックチェーンを使えば、持ち主の履歴をブロックチェーン上に残せるので、本物かどうかの信用ができるようになります。(過去に美術館にあった物なら信用できますよね)


➃本人確認、身分証明

国が管理するマイナンバーや戸籍から、Webサービスの会員情報までさまざまなID認証(身分証明)があります。
ブロックチェーン上で管理することで、特定のID管理者は不用となり、個人情報漏えいのリスクも避けることができ、逆に公開してもよい情報を選択し、それらをネットワークで共有することで、1つのIDでさまざまな認証を行うことも可能になります。


色々とみてきたように、ブロックチェーンの素晴らしさは、「信頼」の担保にあります。
分散台帳技術により、不正や改竄ができなくなったことで、従来のビジネスに不可欠だった信頼を担保するための管理者が必要なくなりました。
これによって、今ブロックチェーンは様々な変革を起こしていて、これからも発展する事でしょう。